体外衝撃波疼痛治療について
体外衝撃波治療は、専用の医療機器を使って患部に衝撃波を与えることにより、痛みの緩和を目指していく治療法です。日本ではまだ歴史が浅いのですが、欧米諸国では足底腱膜炎の治療などで広く行われています。痛みを引き起こしている神経の状態を改善させたり、血管の新生を促して組織を正常な形に近づけていくと、徐々に疼痛が緩和されます。従来の治療でなかなか痛みが治まらない方に対し、この治療を選択することもあります。
このような疾患に効果的です
体外衝撃波治療は足底腱膜炎の改善によく用いられますが、その他の疾患についても効果を認めます。アキレス腱に炎症が見られる方、膝蓋腱炎でお悩みの方、石灰沈着性腱板炎、上腕骨外上顆炎などにも有効です。当院では、患者様の状態を見極めてから治療を進めていきますので、安心してご受診ください。
体外衝撃波疼痛治療の特徴
- 外科手術によらず痛みを緩和させていきます
- 入院の必要はありません
- 麻酔などの処置も必要ありません
- 比較的に短時間で行うことが出来ます
- 治療後は、すぐに日常生活に戻れます
- 何度か治療を継続することによって効果も上がります
この治療の留意点
体外衝撃波疼痛治療は比較的に有害事象が起こりにくく、痛みをとるうえで効果的なのですが、ときには何らかの問題が起こることもあります。代表的なケースとしては、衝撃波を照射した部位の点状出血や腫脹、治療後の痛みです。通常は一過性のものに留まり、しばらく安静にしていることで快方に向かいます。また、患部の感覚が変化したり、神経障害が起こることもあります。当院では、こうしたケースが起こらないよう最善の注意を払って治療を進めていきます。